会社を取り巻く税金について、申告納税と賦課課税にわけてご説明しています。

一口に税金といっても税額の計算方法や納め方に注目して分類すると、大きく2種類に分けることができます。それは、損をしやすく税務トラブルを招きやすい税金と、そうでない税金の２種類です。

申告納税

損をしやすい税金は、「申告納税制度」の税金です。会社が自主的に税額の計算をして、その税額を払わなければならないものです。具体的には、法人税、法人都道府県民税、法人事業税、消費税といったものがこれに該当します。

賦課課税

損をしにくい税金は、「賦課課税制度」の税金です。税務署などが税額を計算して、皆さんに請求してくるものです。自動車税や固定資産といったものが、これにあたります。

ここでのポイント

「申告納税制度」の税金は、自分たちで計算をしなければならないことです。計算間違いをしたり、手続きをうっかり忘れてしまったりと、ちょっとした事で損をしてしまうのです。
しかも、税務調査といって、定期的に税務署の人たちが調査に訪れるのもこの「申告制度」の税金に関係します。だからこそ、申告納税の税目について重点的に知っておく必要があるのです。